痔の話② 〜診察編〜
こんにちは。
新卒一年目で社内失業中のOLです。
前回の記事で、お尻がブチギレてから肛門科に行くまでを綴らせていただきましたが、
今回はいよいよ診察編です。
女医さんがいらっしゃる肛門科に足を踏み入れ、
おどおど来院した男子大学生に心でエールを送ったりしながら順番待ちをしていると、
ついに私の番がやってきます。
診察室へ入ると、殺風景な一室に、頼もしげな白衣のおばさまが。
そこでまずは、あらかじめ記入した問診票に沿ってヒアリングが始まります。
「いつからこの症状?」「血はどのくらいでる?」「痛みは?」「💩の状態は?」などの質問に答えました。
私は、出来るだけ詳細を話せるよう、iPhoneのメモに、
「11月2日。踏ん張っただけで鮮血がしたたる。こわい」
などと痔日記を書いていたため、それを思い出しながらお伝えしました。
皆さんも痔日記をつけたら、役立つかもしれません。
そしていよいよ、メインの触診がやってきます。
カーテン1枚を挟んだ向こう側に台が設置してあり、その台の上で、
ズボンとパンツを下ろした後に、
こんな感じで、体育座りのような体勢で横になるように指示されます。
お尻を出して、丸まって横になっておくわけです。
この滑稽な状態で待つ時間が長いと、患者も虚無になってしまいますから、
ササッと先生が入ってきてくださって、
「それでは診察しま〜す」
ブスッ!!!!
という感じです。
ブスと罵られたわけではなく、突然お尻の穴に先生の指が入るわけです。
そして指が抜かれたと思うのもつかの間、
「もう少し奥も触診していきま〜す」
そしてまたブスブスッ!!!!です。
2回目は、多分指が全部入るくらいでした。
激痛とかではないのですが、涙が出そうになる気持ち悪さ。
なんとか、出産マンガで得たいきみ逃しのことを思い出し、
(出産経験はありません)
ゆっくり、「フゥ〜〜〜〜」と息を吐くことを繰り返しました。
おそらく力むと余計痛いですし、先生も触診しづらいと思うので。
我ながら冷静な対応だったと思います。
そして指が抜かれてホッとしていると、
「それでは器具を使って診察します。余裕があれば前のモニター見ててくださいね。」と、次なる試練が襲いかかります。
私が向いている方向に、テレビのようなモニターがあり、そこに私の尻の穴が映し出されるというのです。
尻の穴をいじくられ、更にリアルタイムで視聴する経験をしたことがある人間など、この世にどのくらいいるのでしょう。
肛門科以外ではなかなかできない経験です。
そして、使用する器具というのが、
こういうものです。
これで肛門を広げながら、映し出していきます。
うつろな目でモニターを見ていると、
3回目のブスッ!!!が来ます。
この頃には、少し余裕を持って、いきみ逃がしに集中していました。
そして本邦初公開、自身の肛門が目の前に映し出されます。
先生は器具を出し入れしつつ、
どこが切れてる、どこが鬱血してる、っていうのを説明してくださるのですが、
こちらは必死に、「ヘェ〜」「ホントですネェ」と相槌を打つほかありません。
もうこれで勘弁してくれ…と思いながら、力ない相槌を打っていると、
器具が抜かれ、服を着るように指示されます。
やったあ……と思いつつ、フラフラと服を着て、
カーテンの向こう側に戻り、
症状の説明と、処方する薬について説明してくださいます。
そうして私は、注入軟膏と、坐薬を処方してもらい、
一皮剥けたような気分で、帰路につきました。
いかがでししたか?痔に悩む方、肛門科のイメージがついたでしょうか。
私がこれを体験してみて感じたことは、
"肛門科って、ジェットコースターみたいだな…"
です。
1度落ちて、フゥ…と思っていたら登って行き、また落ちて…というようなスリルが味わえます。
なので、勇気が出ない方は、どうかジェットコースターに乗りに行くものだと思って、肛門科に行きましょう!
ここでしかできない貴重な体験もできますし、やはりお医者さんに診てもらえると安心しますよ。
次は、治療編と称して、その後痔がどうやって良くなったの?などということをお伝えしたいと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
それでは、みなさまが健康なお尻ライフを過ごせることを祈って、さようなら。